[復旧][障害情報][クラウドプレフィルタ障害発生のお知らせ 2021/05/11]
[最終更新日時:2021年07月21日(水) 13:30]
[公開日時:2021年05月11日(火) 02:40]
日頃より弊社製品ならびに有償サポートをご利用頂き、誠にありがとうございます。
InterScan Messeging Security Virtual Appliance 9.1(以下、IMSVA)およびInterScan Messaging Security Suite 9.1 Linux版
(以下、InterScan MSS)追加オプション機能であるクラウドプレフィルタにて、メール配送遅延の障害が発生しておりましたが、
現在は復旧していることを確認いたしましたのでご連絡いたします。
本機能をご利用のお客様におかれましては、ご不便およびご迷惑をおかけしておりましたことをを深くお詫び申し上げます。
■対象サービス
クラウドプレフィルタ
■障害発生時間帯
2021年5月11日(火)00:15頃 ~ 09:36頃
■影響のある製品
以下の製品で、提供する追加機能"クラウドプレフィルタ"をご利用の場合に影響がございます。
- InterScan Messaging Security Virtual Appliance 9.1
- InterScan Messaging Security Suite 9.1 Linux版
以下の2つの条件をすべて満たす場合、クラウドプレフィルタをご利用中です。
クラウドプレフィルタをご利用でないIMSVAおよびInterScan MSSにつきましては、本障害の影響はございません。
- 管理画面の[管理] - [製品ライセンス]の"クラウドプレフィルタ"にて、アクティベーションコードの登録があること。
- 管理画面の[クラウドプレフィルタ]のクラウドプレフィルタポリシーリストの設定でドメインの登録があること。そして、当該ドメインに対するDNS MXレコードを"クラウドプレフィルタのサーバ(※)"に設定していること。
(※)同画面のドメイン名のリンクをクリックすると、登録すべきMXレコードを確認可能です。
■対応状況
現在は修正及び対応策を実施し、事象は改善されております
■影響範囲
Trend Micro Hosted Email Security環境が高負荷となる事象が発生し、メール送受信に遅延が発生しておりました。
現在は対応策を実施し、事象は改善されております。
また現在のところメールのロストは確認されておりません。
■原因
1. 高負荷事象、遅延事象の原因
スパム検索エンジンの不具合によるものであると判明いたしました。
スパム対策パターンファイル内部の一部のルールの組み合わせを処理すると、通常よりもシステムが高負荷となる事象が確認されました。
問題の発生するルールの含まれるパターンファイルがリリースされたことで、クラウドプレフィルタ環境が高負荷となりました。
結果として、クラウドプレフィルタ環境でのメールの処理に時間を要し、最終的にメールの配送における滞留・遅延の発生に至りました。
2. 問題のあるパターンファイルが本番環境にリリースされてしまった原因
パターンファイルのリリース前のテスト時、本番環境とテスト環境の間で環境に差異があり、今回の問題を未然に発見することができませんでした。
■対策
1. 暫定対策
問題のあったパターンファイルについて、原因となる一部特定のルールが含まれない状態とし問題を緩和するよう修正し、クラウドプレフィルタ環境へ適用いたしました。
2. 恒久対策
・問題のあったスパム検索エンジンを修正し、クラウドプレフィルタ環境へ適用いたしました。
・パターンファイルリリース前のテスト手順について見直し、問題を未然に防止できるように修正いたしました。
お客様に多大なるご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
■製品サポート
ご不明な点がございましたら、弊社サポートセンターまでお問合せください。
お問合せ方法については、こちらをご確認ください。
■更新履歴
日付 |
更新履歴 |
2021/05/11 | 本ニュースの初回公開 |
2021/05/11 10:45 | 障害復旧の情報を更新 |
2021/05/11 16:15 | 対応時間を更新 |
2021/05/20 10:00 | 原因と対策を更新 |
2021/07/21 13:30 | 恒久対策完了の旨を更新 |