interview

グループ長 大島・課長 鈴木

グループ長 大島
  • 1998年 第二新卒入社
  • コンシューマモバイル営業グループ
入社後は量販店や流通企業へのウィルスバスターの営業活動に従事、その後モバイル企業へのコンシューマ商品の営業活動や販促の企画に従事、現在はマネージャとしてモバイルチームのマネジメントを行う。
課長 鈴木
  • 2011年 キャリア採用入社
  • セールスエンジニアリング部
前職ではIT商社にてエンジニアとしてネットワークセキュリティ関連の商材を中心に扱う。トレンドマイクロでは通信系企業のセールスエンジニア(SE)としてキャリアをスタート、その後大手パートナー企業を担当するSEチームにマネージャとして異動しマネジメントに従事、現在はネットワークセキュリティを担当するSEチームのマネージャとSE育成を目的としたチームのグループ長を兼任している。

進歩し続けるテクノロジーと
巧妙化する攻撃者たち

ITセキュリティ業界は
どのような業界なのでしょうか?

大島さんの発言 ITセキュリティ業界は本当にスピード感の速い業界だと思います。
私の担当するコンシューマ領域では5年前、10年前と比較して個人の情報に金銭的な価値がついてきたことが大きな変化のポイントですね。

鈴木さんの発言 そうですね、法人側も個人情報への価値の変化に伴い、情報を扱う姿勢は大きく変わってきています。今世の中を騒がせる情報漏洩の多くは個人情報や機密情報にまつわるものなので、扱いには細心の注意が必要です。テクノロジーはここ数年で加速度的に進化を遂げていて、お客様を守るために半年前に学んだスキルや技術が古くなっていることはよくあることです。学び続けることがとても重要な業界です。

大島さんの発言 学び続けることが本当に重要ですよね。

鈴木さんの発言 最近になってテレワークが普及したというのは、まさに大きな変化のひとつです。
これまではオフィスでホワイトボードを用いてディスカッションをしたような内容もデジタル化され、自宅でアクセスできるなど守るべき対象も拡大しています。

大島さんの発言 家庭の中で使っているルーターのセキュリティが弱かったり、自分たちの足元も見直す必要があるところがありました。こういったテレワーク環境下におけるセキュリティへの姿勢については意外と知らない人が多いので、社会全体で醸成をしていく必要があります。そこを私たちが主導しすぎると営利目的と構えられてしまう場合もあるので、トレンドマイクロでは警視庁、警察庁の方々の拡散力や信用力をお借りして啓蒙するような取り組みも行っていたりします。

変化と進化を続けた30年の歩み

変化の速いITセキュリティ業界でトレンドマイクロはどのように歩んできたのですか?

大島さんの発言 30年以上前からインターネットセキュリティという領域で世の中のセキュリティ脅威の変化に対応しながらセキュリティ専任ベンダーとして実績を重ねてきました。今は名実ともにITセキュリティ業界のリーディングカンパニーとして認められ、プロダクトを造り販売するだけでなく、知見や経験を生かし社会に対しセキュリティリスクの啓蒙など行いながら教育という点でも積極的に活動しており、企業として期待をいただいていると思います。

鈴木さんの発言 私がトレンドマイクロに入社した頃がAndroid元年といわれていて、モバイル端末を守るというニーズが急激に増えていたことを覚えています。
その時にもPC向けのセキュリティ対策で培った技術を評価していただき、お客様から安心感をもって選んでいただくことができました。直近リリースされているプロダクトもコアとなるセキュリティ技術を活用出来ていることは、進化し続ける技術に追従していくということを考えても強みだなと思いますね。

世の中の潮流に取り残されないために

変化に対応するため、
どのようなことを意識されていますか?

鈴木さんの発言 トレンドマイクロは世の中の変化や技術の進化に対応し続けるべく常に新しい製品や機能をリリースし続けており、また、それが出来る体制を整えています。しかし、実際に当社の製品を導入されるお客様がうまく使えていないというジレンマがここ2年くらいは特に増えたなという印象があり、選んでいただくだけでなく、使いこなしていただくことも意識することが私たちのSEチームの使命になってきていると思います。

大島さんの発言 当社は個人、法人双方のお客様に製品を提供していることから、あらゆる角度で異なる最新の情報や脅威動向が入ってくるようになっていて、その情報を個人、法人双方のプロダクトやお客様へフィードバックすることが出来ます。だからこそ、変化の速いITセキュリティ業界にてマーケットリーダーとして牽引することが出来ているのだと思いますね。

鈴木さんの発言 当社が把握している情報は最先端の脅威情報であり、社会全体のセキュリティ意識の向上にもつながる、とても価値のある情報だと捉えています。そのため、私たちが脅威に対抗するために開発したプロダクトは、いつかお客様に使ってもらえれば良いというものではありません。手遅れになる前に一日でも早く知っていただき、選んでいただけるか、このリードタイムまでを意識したスピード感が非常に重要になってきています。

大島さんの発言 個人のお客様を担当する私たちのチームでスピード感を醸成するためにも、心の底から脅威情報を伝えたい、お客様のセキュリティリテラシーを向上させたいという想いを持つことを強く意識しています。
価値のある最新情報を把握するための情報収集力とステークホルダーの心を動かす情報発信力の双方を高いレベルで要求される仕事だと感じます。

社員の間で芽生えた新たな変化の兆し

社員の意識が変化したと
感じることはありますか?

大島さんの発言 テレワークが当たり前のように社内で普及したことによって、グローバルコミュニケーションが一層活発になりましたよね。グローバルイベントへの参加ハードルなども下がりました。

鈴木さんの発言 そうですね、以前はグローバルのキックオフイベントなどは開催国に行く必要があったので、毎回選ばれた人だけが参加できるイベントでしたけど、オンライン開催になってからは全社員が気軽に参加できるようになりました。自分たちの視座を国内だけではなく、グローバルまで高めてくれる良い機会になっていると思います。

大島さんの発言 英語を使う実践の場やグローバルの価値観に触れられる機会が増えたからこそ、英語学習への熱が社員の中でも改めて高まっているようにも感じますよね。なんとなく英語を勉強するのではなく、グローバルコミュニケーションの場でしっかりと自分たちの意見を伝えたり、情報を交換できるようになることを意識している人が増えていると思います。

鈴木さんの発言 あらゆるものがネットワークで接続できるようになった現代社会において、海を渡った先で発生した脅威は対岸の火事ではありません。そのような認識の元、グローバルまで視野を広げた活動がとても重要なので、トレンドマイクロにそのような意識が根付くのはとてもポジティブな変化ですよね。これまでよりも、日本に留まらず世界共通で何かを変えていこうと考え始める社員が増えているという熱気を感じます。

性別、国籍、年齢関係なく
切磋琢磨する学び舎のような環境

トレンドマイクロは
どのような会社だと思いますか?

鈴木さんの発言 まず、トレンドマイクロは日系と外資のハイブリッドな企業文化です。
外資らしいメリハリのある働き方や様々な価値観を許容するところもありつつ、日本らしくウェッティなコミュニケーションも好む、そのバランスが絶妙だと思います。

大島さんの発言 グローバル展開をしているのでお客様からも外資系ですかとお尋ねいただくことが多いのですが、「全然、違います」といつも答えています。
個人がプロフェッショナルとして独立して働くというよりは、チームとして相互に支え合うという雰囲気が強いですね。

鈴木さんの発言 また、トレンドマイクロでは様々な性別、国籍、年齢の社員が働いています。
多種多様なバックボーンを持った異なる価値観の人が、くだらない話をして、学び合って、競い合う、まさに「学び舎」のような環境があります。
だからこそ、自発的に学んで変化を恐れず挑戦できる人が入社してから活躍しているのだと感じます。

大島さんの発言 支えてくれる仲間はいるので、与えられた仕事をこなすというスタンスではなく、+αの機会を自ら生み出し、実行することが出来る方にとってはとても良い環境があると思います。
是非、そのような環境に魅力を感じて頂ける方と働きたいですね!

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